大学院生になってみた

プロ野球とSEOをこよなく愛する大学院生がいろんなことを書くブログです。

修論つらい時に読んでほしい話

こんにちは。大学院生です。

 ついに修論を提出し、報告会を切り抜け、ボコボコにされながらも最終試験(口頭試問)を乗り切りました。合否はまだ出ていませんが、担当教授は苦笑いしながらも、大丈夫だよと仰っていたので、まぁ大丈夫なんでしょう。

 さて、この記事では僕が修論を出すまでの苦悩の日々をまとめ、意外と大丈夫なんだよということを伝えたいと思います。ですので、修論が書けなくて辛くても、みんなで頑張りましょう。

 

目次

 

1,修論は何文字なのか?2万字、10万字?

修論を書き始める前は、一体何文字書けばいいのかと不安になるかと思います。僕もそうでした。調べたり、聞いたりしましたが、特定の数字は出ませんでした。ですので、まぁ10万字くらいなのかな〜と思っていました。

 結論を言いますと、

「何文字でも構わない」

が正解です。本当に何文字でもいいのです。

ちなみに僕は、総文字数約33000字(表紙、目次、参考文献含む)でした。正直他の人よりも少ないのは否めません。製本に出した時も、枚数が少なくて、背表紙が細くなるけど大丈夫?なんて聞かれてしまいました笑 

大丈夫です。問題ありません。

ということで、皆さんは、文字数は気にせずに書き進めることをオススメします。普通に書いていればある程度の文字数になると思います。

もし、あまりにも文字数が少ない場合は、1列の文字数の調整や、行間を広くするなど、ページ数を増やすように心がけてください。

(散々な出来の論文でしたが、1度も文字数に関しての指摘はありませんでした。どうしてもという方は、ぜひ僕の文字数を目標にしてみてください。)

2,修論スケジュールについて デッドラインはどこか

僕の(理想の)修論スケジュールは、こんな感じでした。

1年目

① 春〜夏休み前 修論テーマを決める

② 夏休み 決まったテーマの先行研究を調査する

③ 夏休み後〜構想報告会前 修論のアウトラインや概要あたりを決める

④ 修論構想報告会

⑤ 冬休み 引き続き調査

2年目

⑥ 4月〜中間報告会前 論文の構想を固める

⑦ 中間報告会

⑧ 夏休み〜12月 執筆

⑨ 1月 完成

 

しかし、クソ大学院生である僕の実際のスケジュールは、

① 春〜夏休み前 修論テーマを決める

② 夏休み 遊ぶ(9割)+就活(1割)

③ 夏休み後〜構想報告会前 構想を決める(ややこの頃は熱心)

④ 修論構想報告会(教授陣をぽかんとさせる)

⑤ 冬休み 引き続き調査 遊ぶ(9割)+就活(1割)

2年目

⑥ 4月〜中間報告会前 授業がないことをいい気に、がっつりインターンする+学校は週1ではいく(TAのバイトが主)

⑦ 中間報告会 提出の際に一悶着起こす

⑧ 夏休み〜10月 一切論文をやらないという暴挙

⑨ 10月〜1月 教授に諭され、ギリギリのタイミングで論文戦線に復帰。正月返上で論文を執筆。(この辺りは別の記事で詳しく書きます。)

⑨ 1月 完成 

 と、まともに論文に取り組んだのは、①1年目の夏まで、③夏休みから修論構想報告会まで、そして、⑨執筆のみです。

特に、③〜⑨は半年以上空いていますね。あゝ、おぞましいほどにクソ大学院生。。

しかし、幸いなことに、1年目で「論文の構成」、「各章の内容」、「調べるべきこと」はかなりはっきりしていました。というか、きちんと方向性を決めていました。ですので、半年空いても論文(らしきもの)が書けたのです。

よって、デッドラインは

1年目夏 大枠のテーマ

2年目春までに 構成、内容、参考文献(収拾度20%)

2年目夏までに 構成、内容、参考文献(収拾度60%)

2年目10月から 執筆 

くらいで考えるといいです。

とにかくやる気のあるうちに、「テーマと構成を決めよう」ということです。

で、決まりましたら、「それで行く」ということが重要です。

特に執筆中は辛くて、変えたくなるのですが(隣の芝生は青く見える状態)、それは罠なので、構成案にしたがって書いてください。

(とはいえマジのデッドラインは1ヶ月前でしょうか。もちろん、修論のみに注ぐ必要はありますが、僕の知り合いはほぼ0から1ヶ月で書き上げたようです。期間内毎日4時間睡眠ですが。

3,修論どこで書くか問題 

修論を書くにあたって一番悩んだのが、「どこで書くか」という問題です。

普通の大学院生であれば、「研究室」、「学校の図書館」などを挙げると思いますが、僕みたいな人間は大学アレルギーを発症しており、とかく大学に行きたくない!と考え、様々な場所で、論文を執筆しました。そこで、結局どこで論文を書くのが一番よかったか!(推定執筆文字数順)ということをランキング形式にしてみます。

  • 5位 自宅
  • 4位 研究室
  • 3位 漫画喫茶
  • 2位 深夜のファミレス
  • 1位 大学の空き教室

それぞれ説明しましょう。

5位の自宅ですが、こちらはやはり集中が続きません。少なくとも僕の場合はテレビや、switch、漫画など家で作業は全く捗りませんでした。本当に僕の論文は家から出られるかどうかが勝負の鍵でした。

4位の研究室は、正直悪くはないのですが、僕の場合は大学院をサボっていたので居心地がとかく悪かったのが原因ですね。あと、他にも人がいるので勝手に温度を設定できないのはそこそこしんどい。

3位の漫画喫茶は、飲み物飲み放題、個室、パソコンありとスペックだけ言えばかなり強いのですが、僕は漫画喫茶で過ごした時間の8割は漫画を読んでいたと思います。論文に飽きて漫画を読むはずが、漫画に飽きて、論文を書くという逆転現象が起きてしまいました。ちなみに読んでいた漫画はハイキューです。面白いですよね〜

2位の深夜のファミレスは結構よかったです。というのも、飯食うか修論やるかしかないんで、必然的に修論をやらざるを得なくなります。僕は23時半ごろに来店し、ドリンクバーとアサイーボウル頼んで、24時ごろから4時まで論文書いて、家帰って寝るのスケジュールをそこそこやってました。おかげで少し体壊しましたが、文字数でいうと、2番目に進みましたね。あとは、漫画家とか売れない芸人の気分にもなるので、おすすめです。 

www.master-hitori-iroiro.site

 1位ですが大学の空き教室になります。広い空間を一人で占領し、好きな時間に寝て好きな時間に論文を書いていたのですが、これが僕にはあったようです。

時には歌とか歌ってましたね〜 あとは愚痴をブツブツ言ってました。。

結局6割はこの空き教室で書いたかな〜という印象です。

修論 栄養剤

戦いの痕跡

とにかく、皆さんは自分にあった環境を早めに見つけることをおすすめします。特に、①他の人の干渉を受けない

②好きな時間にアクセスできる

③快適

を満たせれば普通の人なら論文書けますよ。

4,修論提出時の注意点(罠)

 論文提出時にはたくさんの注意点があります。ちなみに僕はそれらの注意点のほとんどに引っかかりました。

  • ①論文の提出要項を抑えていない
  • ②論文の製本方法知らない
  • ③論文の表紙の色を間違える
  • ④提出=終わりじゃない

① 多くの人がワードで書くと思うんですけど、僕はフォントとか行間とかの体裁を整える作業を全くしていませんでした。そのため、文章完成させたあとに、必死こいて文章の修正を行いました。。。そもそもの話でいうと、正しい提出要項を知らなくて、調べる時間もあったんで、提出寸前は結構しんどかったです。

基本(というか当たり前に)論文を書く際には、初めに要項を押さえた上で、書いた方が結果楽です。

② そもそもの話として提出要項を押さえていない僕は、論文の提出形式を押さえていませんでした。確か、提出の5日前にようやく把握して、資本した論文とデータが入ったものと紙に印刷したもの複数部が必要だと理解しました。とはいえ、完成させないとどうにもならんと、この辺を軽視していましたが、今思うと完成したのに提出できないのが、一番しんどいので、やっぱり押さえましょう。

さて、製本ですが、タイプにもよりますが、意外とどうにかなります。僕は「キンコーズ」で製本しましたが、くるみ製本というタイプのものでした。まぁ、混み具合にもよりますが、昼行って夕方取りに行けば、確実に製本済みのものを受け取ることができます。

急ぎであれば、ぜひ電話や店頭で尋ねてほしいのと、24時間営業のところもあるので、諦めずに探してみてください。

③は確実に僕が馬鹿なのですが、白で提出すべき論文を青色の表紙で提出してしまいました。という話です。危うく再製本しなくてはいけないとなったのですが、受付のお兄さんの尽力もあり、無事提出となりました。

改めて、要項を確認することの大切さを知りましたね。

④これが結構ポイントです。

当然切羽詰まって書いている時には、提出することだけを考えて頑張るのですが、実際はそのあとも戦いは続きます。その戦いとは、報告会と最終審査の2つです。

報告会はまだいいと思います。自分の方で9割ほど喋って、簡単に質疑応答をこなすだけだからです。落ち度があっても、時間もあるので、どうにかなりますし、精神衛生上も楽です。

しかし、最終審査は違います。僕の場合は自分の論文の悪いところ、なぜ最善を尽くさなかったのかということをずっと詰められました。もともと、提出することを最善としていた僕なので、論文の出来もこんなもんで当然だろうと思っていたのですが、実際に目の前でダメなところを並べられると、凹みます。しんどいです。修了していいのかとも思いました。

報告会はまだしも、最終審査は準備というか、小手先でどうにかするのはもはや無理ですので、ほんといい論文出すしかないという感じです。

とにかく、論文を出しても戦いは終わらないのです。

5,最後に

最後になりますが、修士論文を書く上で、最大のポイントは、とにかく提出することです。提出期限を過ぎたり、途中で諦めてしまうと、もはやそれまでです。大体の場合はどうにもなりません。

ですので、最善を尽くすのではなく、とにかく完成させましょう。そして、提出しましょう。さすれば、道は切り開けます。春からの少し不安な社会人生活へ突入できます。とにかく出すことだけを考えて頑張ってください。