大学院生になってみた

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ファミマ レモンティー 論

もはやこのブログはファミマのレモンティーによって成り立っている。このブログを見る人はファミマのレモンティー以外に興味がないのである。そこで、再びレモンティーと向き合ってみたいと思う。

レモンティーが販売されてから半年以上経つ。未だ販売されている様子を見ると、レギュラーメニューとしての地位を確立できたのだなと思う。かつて私の愛したクイニーアマンスティックがわずか3ヶ月ほどで姿を消し、私の心に大きな衝撃を与えたことをふと思い出したが、そうはならなかったようである。

さて、前置きはここまでにして、一体誰がこのレモンティーを買うのだろうか。

あくまで私の経験則であるが、日本においては「レモンティーは甘いものである。」というイメージがあるのではないだろうか。そもそも、紅茶=甘いと思っている人も少なくないだろう。ストレートティーと言いつつがっつり砂糖が入っているものがあることを考えればよくわかるだろう。その点、ジャワティーはしっかりと無糖であり、そこはかとなく武骨さを感じる。調べて見ると30年近い歴史があり、甘い紅茶がもてはやされる時代でも「無糖」という誇りを守ってきたと考えると、近年いつのまにか現れた午後の紅茶無糖とは格の違いを感じる。そんな午後の紅茶無糖もレギュラー入りしており、長く続いたストレート、ミルク、レモンの三兄弟にしれっと加わっている。と、ジャワティーに対する私の愛が垣間見えてしまったが、何が言いたいかというと日本の紅茶は甘いものが基本であるということだ。

matome.naver.jp

しかし、このようなまとめがあるように無糖紅茶派も存在する。この作者は今頃喜んでいるに違いない。こうしたレジスタンスの活躍があって今の無糖紅茶派閥ができたと思うと涙が溢れてくる。午後の紅茶無糖もこうした声を受けて現れたいわば救世主なのだろう。前言を撤回しよう。近年いつのまにか現れたのではなく「無糖を愛する者たちのために現れた」のである。

さて、このように見ていくと確かに日本の紅茶は加糖が基本ではあるが、一方で無糖を愛する者たちもいるとまとめられるだろう。

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レモンティーを忘れていた。そもそも、レモンティーを飲む人はレモンの爽やかさみたいなものを求めているのではないだろうか。レモンが用いられるアイテムはだいたい爽やかさ、酸味を魅力として売り出している。これまた経験則であるがだいたい甘みは抑えられているイメージである。ところが、レモンティーはどうであろうか。正直私からすると甘ったるいものが多い。リプトンのレモンティーも好きであるが、ペットボトルのものは甘い。午後の紅茶も甘い。よくわからない自販機に売っているものも甘い。

かなり答えに近づいてきた。レモンに求められているものは爽やかさ、酸味、それらによる程よい甘みなのだ。しかし、ペットボトルレモンティーは甘い。場合によっては親の仇のように甘い。そして、上記の通り今や一大派閥となった無糖紅茶派が存在する。つまり、レモンティーに甘さを求めない層が確実に存在しているのだ。もちろん彼らは無糖紅茶でも満足するのだろうが、たまには爽やかさが欲しい時もある。そんな時に無糖レモンティーが求められるのだろう。

すると、ファミマのレモンティーの存在意義がわかる。日本に長らく続いた無糖紅茶の暗黒の時代を乗り越え、ようやく無糖紅茶派が大手を振って歩けるようになった現代。レモンティーにも本来求められていた爽やかさ、酸味を取り戻すためにファミマのレモンティーが現れたのだろう。さらに、多様化するニーズに合わせ大容量930mlのサイズを用意するという完璧ぶり。私はこれからもファミマのレモンティーを愛することを誓うのであった。

www.family.co.jp

P.S.ファミマのレモンティーは無果汁です!!!!!!!!!!!!!(おしまい)